特殊詐欺とは?
被害者に電話をかけるなどして対面することなく信頼させ、指定した預貯金口座への振込みその他の方法により、不特定多数の者から現金等をだまし取る犯罪を特殊詐欺といいます。
埼玉県内でも急増する特殊詐欺
令和7年9月末の特殊詐欺被害件数は1,355件、被害金額は57億8341万円と前年同期に比べて、認知件数、被害金額とも増加しており、特殊詐欺は埼玉県内でも既に身近な犯罪になっています。
※上記は各年1-9月(9か月間)の累計
参考:埼玉県警察「特殊詐欺認知件数(令和6年9月末累計)(令和7年9月末累計)」
警察官をかたる「逮捕名目」詐欺
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自宅の固定電話や携帯電話あてに、警察官を名乗り、
「あなたの口座が犯罪に使われている」「あなたの携帯電話が不正に契約された」などと様々な理由をつけて、「資産を保護する」、「口座を調査する」といって、コンタクトを取ろうとします。 -
警察官役の犯人は、信用させるため、SNS・ビデオ通話での連絡に移行し、偽の警察手帳を見せてくるケースもあります。
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SNSのやり取りに移行し、警察官役の犯人は、逮捕状を見せるなどして「あなたは逮捕される」などと不安を煽ります。
そして、「口座の資金を全て確認するため」という名目で振込を要求してきます。
被害にあわないためのポイント
警察官が
- SNSを使って連絡を取ること
- 警察手帳や逮捕状等をビデオ通話やSNSで提示したり、送信すること
- お金を要求したり、キャッシュカードを預かること
は絶対にありません!!
すぐに連絡を取るのをやめ、最寄りの警察署に相談して下さい。
SNSを使った「投資」詐欺
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SNS上で犯人が掲載した投資家(著名人)に成りすまし「絶対にもうかる」と書かれたニセの広告をクリックすると、犯人とのメッセージが始まります。
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著名人などに成りすました犯人が投資をサポートすると呼びかけ、投資情報を共有するためにSNSのグループに招待してきます。
投資家やアシスタントを名乗る者から「投資するためにお金を振り込んでください」と振込を指示されます。
投資した後、アプリ上では利益が出ているように表示されます。 -
利益を確定するために解約したい旨を伝えると、手数料を要求してきます。
そこで振り込んだら、連絡が途絶えてしまい、もちろん利益は取り出せません。
被害にあわないためのポイント
- 「確実に利益が出る」「絶対にもうかる」
「あなただけに教える」等といった文言に注意 - 投資を勧めている投資家や著名人のなりすましで
ないか、本人の公式アカウントなどで確認 - 勧められた「暗号資産」「投資アプリ」が実在するか、
インターネットで検索したり、最寄りの警察に相談する
紹介された業者が、実在する安全な業者かどうか見分けるため、国の登録業者か確認しましょう。登録業者については、金融庁のウェブサイトから確認できます。
振込先として個人名義の口座を指定されたり、振込のたびに口座が変わる場合は詐欺を疑い、すぐに警察に相談しましょう。
フィッシングとは・・
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「取引制限のお知らせ」といった件名や内容で受信者の不安を煽り、
・お客さまのお取引を制限させていただきました
・制限解除するためには手続きが必要です
などと虚偽の内容でメール、ショートメッセージ中のURLリンクへのアクセスを促します。 -
銀行などのホームページそっくりな偽のウェブサイト(フィッシングサイト)に移動。偽サイト内でインターネットバンキングのIDやパスワード、口座番号や暗証番号、電話番号や生年月日の個人情報等の情報入力を求められます。情報を入力してしまった場合、盗取された情報によって、インターネットバンキングから不正送金などの被害に遭うおそれがあります。
被害にあわないためのポイント
- 電子メールやショートメッセージに記載されている
リンク先からはID・パスワード等の個人情報は入力しない - メール・ショートメッセージの送信元情報のみで
判断しない
※銀行の正規サイトはブックマーク等で保存しておくことをおススメします
フィッシングサイトのURLは、本物と同じURLに偽装している可能性もあるので、URLだけで判別することは非常に危険です!
口座売買・譲渡・貸し借り
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SNS上では「#口座買取」「#お金配り」「#副業」などのハッシュタグを使った投稿で、口座売買に誘導します。
「使っていない口座を高く買う」等と誘い、連絡を取り合ったあとに「通帳とキャッシュカードを指定の住所に送ってほしい」などと指示されるのがよくあるケースです。 -
売買された口座は犯罪グループの手に渡り、あらゆる犯罪行為の道具として悪用されます。犯罪者が他人名義の口座を使用する理由は、自分自身の身元がばれないように隠すためです。以下は、売買された口座が悪用される犯罪の例です。
・振り込め詐欺
・SNS型投資詐欺などの特殊詐欺
・犯罪収益等の資金洗浄(マネー・ローンダリング)
・海外オンラインカジノの資金収納代行
犯罪に加担しないためのポイント
- 口座売買・譲渡・貸し借りすることのリスクを
予め認識しておく - 使わない口座は解約する
万が一紛失した場合は、すぐに金融機関に連絡し、利用停止の手続きをしましょう。
ここ数年間で、特殊詐欺等の犯罪手口は複雑化・巧妙化がさらに進んでおり、被害状況も深刻化しています。
埼玉県警察・埼玉りそな銀行としても官民一体となり、地域の皆さまが安心・安全に暮らせる環境の実現を金融犯罪抑止の側面から支えてまいります。