TODAY2025
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(100%)2(100%)(100%)(100%)東証プライム市場上場 皆さまには、平素より埼玉りそな銀行をご愛顧いただき、誠にありがとうございます。 時代は、気候変動や少子高齢化といった連続する変化と、地政学的問題や不透明な経済情勢等の非連続の変化が交錯する中で、短期的には原材料の高騰や金利の上昇等かつてない複雑な歴史的構造転換の中にあります。 このような環境変化に伴い発生する課題を解決していくためには、企業・個人・地域、そして行政など多様な主体が協力し、価値を共に創り出す“共創”が求められます。 2023年5月、りそなグループは「金融+で未来をプラスに。」をパーパスとして掲げる中期経営計画を公表いたしました。そのうえで当社においては、『価値の良い流れを創り出す』共創社会のハブへと進化する3年間と位置づけ、「安心で豊かな社会の実現」、「持続的な成長への貢献」、「魅力ある埼玉の創造」を共創価値と捉え、“広く、深く、長く”プラスの価値を創りだす具体的な挑戦を続けています。 原材料の高騰や金利の上昇等による個人のくらしや企業経営への様々な影響が懸念される中、個人のこまりごとに寄り添う「くらしコンシェルジュ」、経営の思考に寄り添う「経営支援リーダー」は、銀行サービスの領域にとどまらず、お客さまの様々なこまりごとにお応えすべく伴走型の取り組みを継続しています。 同時に地域のこまりごととして未来を担う子どもたちのために実施しているフードドライブ活動における寄贈数はこれまで渋沢栄一翁筆の扁額「道徳銀行」当社の源流の一つである黒須銀行の創立15周年を祝して、渋沢栄一翁から贈られた書。黒須銀行は、庶民の道徳の結晶である貯蓄を資本としていること、学校には有利な利子をつけ、利益の中から寄付を行っていること等により、世間から「道徳銀行」と呼ばれました。に累計約4万点となるほか、ブックドライブや洋服の譲渡会等への参加、また外国にルーツのある子ども向けのランドセルの寄贈数は累計300個を超えるなど活動は広がりを見せています。銀行の施設を利活用した地域共助のハブ拠点である「りそなYOUTH BASE」をはじめとする共創空間の拠点数も7拠点に拡大し、様々な地域での活動をNPO法人等の団体様と共に実施しています。 また、複雑化する地域のこまりごとをデザイン思考で捉え、“広く、深く、長く”地域の発展に伴走していく会社「地域デザインラボさいたま(愛称:ラボたま)」は、おかげさまで3周年を迎え、魅力溢れるまちづくりに向けたコンサルティング支援や地元企業とのビジネスコンテストの共同開催等、従来の銀行の枠を超えた価値の共創に一層力を注いでいます。 “共創”とは互いの理解と信頼を基盤とし、対話と協働を通じて社会全体の発展に結びつける点で、当社にその理念が息づく渋沢翁が掲げた「道徳経済合一」の未来志向的な形と言えます。我々地域金融機関の発展は、経済・社会の発展があってこそ成り立つものです。未来に自信と覚悟を持ち、埼玉県が目指す「日本一暮らしやすい埼玉」の実現に向け、役職員一丸となり、思いやりと挑戦の精神で取り組んでまいります。 今後とも、より一層のご支援、ご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。(100%)※( )内は持株比率名称(英文名)本店所在地埼玉県さいたま市浦和区常盤七丁目4番1号社長 福岡 聡3,136人700億円株式会社りそなホールディングス(100%)2002年8月27日設立日(営業開始日2003年3月3日)有人店舗数127店(うち埼玉県内124店)店舗外ATM274ヶ所代表者従業員数資本金株主(持株比率)2025年7月株式会社 埼玉りそな銀行(Saitama Resona Bank,Limited)りそなグループの構成図(概略) 2025年4月1日時点会社概要 (2025年3月31日現在)~「真の道徳銀行」を目指して~「埼玉県の皆さまに信頼され、地元埼玉とともに発展する銀行」

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