TODAY2025
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INTERVIEW共創社会のハブの役割5Case1Case2Co-Creation ValueNPO法人越谷こどもサポートネットワーク 理事長草場さま孤独・孤立支援地域貢献活動支援街に開かれた地域と共創する空間、地域社会への+の価値提供に向け、銀行の余剰スペースの利活用を行っています。地域のこまりごとを解決するため、銀行の空間を活用し、地域のつながりを生み出すことで、安心で豊かな社会の実現を目指しています。2カ月に1回の頻度で開催されるフードパントリーの開催場所として共創空間を提供しているほか、2025年5月の白岡市役所の火災発生の際は、市役所内で予定されていた販売会の会場としても活用されました。また、創業支援セミナー等、地域経済の発展に向けた取り組みも行われています。◎トレーニー制度を通じた気づきと地域とのつながり高井 これまで銀行業務を経験する中で、支店でのフードドライブ活動を通じて社会貢献に関心を持ち、銀行のトレーニー制度によるNPO法人への出向に応募しました。銀行業務とは異なるフィールドに触れてみたいという想いがきっかけでした。草場さま 実際に現場に足を運ぶことで気が付くことが多くあります。子ども支援の現場を体験してもらうことは大変意義があり、活動を外から見て感じたことがあれば、ぜひ共有してほしいと思っています。高井 こども食堂やフードパントリーについて知っていたつもりでしたが、実際に参加すると、見えない裏方の業務※埼玉りそな銀行の共創人財トレーニー制度とは:NPO法人の活動体験や支援を通じ、社会課題や活動の実態を学ぶことで、フードパントリープレミアム付商品券販売会働く女性がキャリアや働き方についてコミュニケーションを取ることで、多様な働き方を知り、自分らしくいきいきしたキャリアプランを描く機会を設け、他社の取り組みを共有することで女性従業員の働きやすさ向上へ繋げることを目的に、「働く女性異業種交流会」が開催されました。◎出向後の取組み高井 出向を通じて、支援団体の認知度不足や、必要とする人に情報が届きにくいことを実感しました。支店に戻ってからは、戸田支店のロビーに子ども支援団体のチラシやポ白岡支店 | 2024年10月 新築移転オープン共創空間でつなぐ地域支援三郷菜の花ガーデン | 2024年3月 三郷支店3階にオープン共創空間が育む学びと交流安心で豊かな社会の実現共創空間の提供(支店等の空スペース)地域のつながりを生み出す ~銀行業務から離れ、多様な が多くあることに驚きました。単に食料を届けるだけでなく、配送や検品、仕分けといった作業が欠かせません。銀行がもっと力になれることはないだろうかと強く思いました。草場さま 現場で何が起き、何が求められているのかを理解してもらえることは非常にありがたいことです。支援する側とされる側に分かれるのではなく、同じ目標に向かって共に考え、進めていく「共創」の姿勢が理想です。対 談安心で豊かな社会の実現銀行という枠を超え、地域と新たな価値を創り出す空間銀行業務を超えた新たな価値の提供誰もが安心して暮らせるまちづくりYOUTH BASEをきっかけに 地域の安心・安全を守る共創空間

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