今を照らす、未来とつながる
2024年5月、埼玉県川越市に
「ビジネス創出を起点に、地域の未来をプラスにする」ことをコンセプトとした、インキュベーション&地域の魅力発信拠点「りそな コエドテラス」がGRAND OPEN!
国の登録有形文化財である埼玉りそな銀行旧川越支店は、1918年に第八十五銀行本店として誕生し、今も昔も地域のシンボル的存在として地域のみなさまに愛されてきました。
2020年まで現役の支店として使われていましたが、この春に新たなランドマークとなるべく「りそな コエドテラス」に生まれ変わります。
地域の企業と連携し、新たな産業の創出や起業家の育成に向けたインキュベーション施設、チャレンジショップ等を設置するとともに、地域の食材を扱うカフェやレストラン、特産品等を通じて川越や埼玉のブランドを発信します。
また、屋外スペースを地域住民や観光客のみなさまが集い楽しめる場として開放し、賑わいの創出や豊かな暮らしの実現を後押しします。
「りそな コエドテラス」が地域の未来にプラスとなる存在となるよう、埼玉りそな銀行だけではなく、地域課題解決を担う子会社「地域デザインラボさいたま(愛称:ラボたま)」や地域のみなさまと共に、地域にとって良い価値を共創していきます。
建物の歴史
埼玉県川越市の、川越市川越伝統的建造物群保存地区に選定される蔵造りの町並み。その一角に建つレトロな洋館が、旧第八十五銀行本店本館です。現存する建物は、明治26年の川越大火で焼失後、大正7年に竣工されたもので国の登録有形文化財に指定されています。
建物の歴史
埼玉県川越市の、川越市川越伝統的建造物群保存地区に選定される蔵造りの町並み。その一角に建つレトロな洋館が、旧第八十五銀行本店本館です。現存する建物は、明治26年の川越大火で焼失後、大正7年に竣工されたもので国の登録有形文化財に指定されています。
その歴史は明治5年にさかのぼります。国立銀行条例が制定されたことを受け、埼玉県随一の商都として繁栄していた川越の豪商たちは、時の実業家 渋沢栄一に銀行設立を請願。それが契機となり、明治11年に県内初、唯一の国立銀行となる第八十五国立銀行が設立されました。その後、明治31年に民営化され第八十五銀行となり、昭和18年に武州銀行、飯能銀行、忍商業銀行と大合併し、埼玉銀行(現・埼玉りそな銀行)へと変遷をとげます。
建物はネオルネサンスリバイバルを基調に、ゼブラ模様の付け柱やアーチ部分がサラセン風にデザインされた大正ロマンあふれる洋風建築。設計は、三菱の丸の内赤レンガ街の設計にも携わった保岡勝也が務め、施工は印藤順造が手がけました。国内に現存する早期の鉄筋コンクリート建築物としても貴重で、3階建て、八角柱の塔屋と、銅板葺きのドーム形屋根がシンボルとなっています。