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集合動産担保に基づく融資枠の設定(ABL)を用いた事例

用語解説

集合動産担保融資(ABL):Asset Based Lendingの略称。

  • 企業が保有する在庫や売掛債権を金融機関へ担保提供をすることで資金調達をする方法。
  • 在庫や売掛債権を的確に把握・評価することで、担保処分価値の確保だけでなく、金融機関の事業評価能力を高める融資手法。

平成17年10月に「動産・債権譲渡特例法」が施行され、登記により動産担保の第三者対抗要件具備が可能となった。

再生までの経緯

D社は、業暦約40年のカジュアル衣料品小売業。

大手同業他社の大型店舗出店による競合激しく、既存店舗の統廃合等を含む営業体制の見直し、収益力の強化に努めている途上。

独自ブランドの品揃えによる同業他社との差別化が図れており、その商品在庫の価値に着目。

商品在庫の評価については、様々な消費財について独自の仕入ノウハウや豊富な商品データを有する株式会社ドン・キホーテに依頼。

上記在庫評価を基に動産担保を設定し、収支ギャップ解消の為の経常運転資金として当座貸越枠を設定。

再生実例のスキーム

融資枠 14百万円
融資期間 1年間

地域の企業再生について

当社は、地元埼玉県経済の更なる発展・活力向上に貢献するため、「地域密着型金融推進計画」を策定し、各種取組みに積極的に取り組んでいます。

上記計画において、先進的手法の活用や担保・保証に依存しない融資機能の一層の強化を掲げており、引続き、お客さまの幅広い資金ニーズにお応えできるよう資金調達手法の多様化に取り組んでいく考えです。