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掃除の仕方で知っておきたい基本ルール
部屋の間取りや家具の配置などによって、どのやり方が適しているかは変わってきますが、掃除をするときに最低限知っておきたい基本のルールがあります。
例えば、せっかく床の掃除をしても、そのあとに家具や照明器具の掃除をしたら、床にホコリが落ちて二度手間になってしまいます。まずは、基本となる掃除のルールを確認しておきましょう。
1. 高い場所から始めて低い場所へ
天井や照明器具など高い場所の掃除から始めて、徐々に低い場所へ移っていくと掃除した場所を再び汚す心配もありません。
2. 床の掃除は奥から手前へ
掃除機をかけるときも、拭き掃除、ワックスがけも部屋の奥から手前へと掃除します。自分自身は後退しながら進む形になるので、キレイになった場所を踏んで汚さずに済みます。
3. 水拭きはホコリを払ってから
部屋のあちこちにたまるホコリはから拭きで取り除きます。家具や床をいきなり水拭きしても汚れが集まるだけなので、乾いたモップなどでホコリを吸着させてから、水拭きをしましょう。
4. 軽い汚れ(弱い洗剤)からひどい汚れ(強い洗剤)へ
汚れのひどい場所からはじめると周囲に広げてしまうこともあるため、軽い汚れから始めます。特に、つけ置き洗いが必要な油汚れなどは、最初に洗剤をスプレーして放置している間に、ほかの掃除を進めると効率的です。また、洗剤によっては壁紙や床の材質を傷める可能性があるものもあります。日常的な掃除のときは弱い洗剤を使い、それでも落ちない場合のみ強い洗剤を試してみるといいでしょう。
掃除に必須の基本グッズは?
限られた時間に手早く掃除をするには、掃除に適した用具をそろえる必要があります。最低限必要な基本グッズを紹介するのでチェックリストとしてお役立てください。
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掃除機 | ロボット掃除機やコードレス掃除機、ハンディ掃除機などライフスタイルに合わせて選びましょう。 |
使い捨て掃除シート | キッチン用、トイレ用、床用などがあり、気になる汚れをサッと落とせます。 |
マイクロファイバークロス | テレビや家具のホコリ取り、床や窓の水拭き、から拭きなどさまざまな箇所に便利に使えます。 |
スポンジ | 食器洗い用、シンク用、洗面所用、お風呂用と場所ごとに用意が必要です。茶しぶや水あか、トイレの黒ずみなどはメラミンスポンジを使うと楽に汚れが落ちます。 |
トイレ用ブラシ | 便器内部の掃除に使います。 |
洗剤 | キッチンや浴室で日常的に使う洗剤としては「中性洗剤」を使用します。強い洗浄力はありませんが、材質や肌への影響も少ないので扱いやすい洗剤です。そのほか、油汚れや、お風呂のカビ、水あかなどを落としたいときは用途ごとに適した洗剤を選ぶ必要があります。 |
そのほか、ソファーやカーペットの掃除に便利な「粘着カーペットクリーナー」、毎日の床掃除に便利な「フローリングワイパー(床用モップ)」などもあると掃除がはかどります。
リビング、トイレ、キッチンと場所によって掃除の仕方は変わる?
掃除の仕方は場所によって変わるわけではありませんが、場所によって注意ポイントが異なります。
掃除は必ずしも毎日する必要はありませんが、できる範囲でちょこちょこやっておくと、休日の掃除がぐんと楽になります。ここでは、場所ごとに掃除のコツを紹介するので、ぜひ参考にしてください。
1. リビングの掃除
スペースも広く、ソファーやテレビ、収納家具なども多いリビングを毎日隅々まで掃除するのは大変です。だからといって、休日にまとめてやろうとしても散らかった部屋を前にゆううつな気分になってしまうのではないでしょうか。
そこでおすすめなのが、曜日ごとに掃除場所を決めて毎日少しずつ掃除する方法です。
あらかじめ、こまめな掃除が必要な箇所をピックアップしておき、例えば、月曜はテレビ周辺、火曜日は本棚、水曜はソファーといったように、1か所だけ掃除するようにすれば10分もあれば十分です。
また、粘着式のカーペットクリーナーやハンディクリーナー、使い捨てクリーナーをリビングの取り出しやすい位置に置いておき、気づいたときにいつでも掃除できる環境を整えておくのもキレイを保つ秘訣です。
2. キッチンの掃除
キッチンのシンクは、食後の後片付けのついでに毎日サッとでも掃除して水気を拭き取っておくと汚れがたまりません。コンロの油汚れや油はねも、その都度お掃除シートなどで拭き取っておくのがおすすめです。
電子レンジなどの油汚れや焦げ付きなどを落とすには、「重曹水」が役に立ちます。
汚れに吹きかけて、布きんで拭けば簡単にキレイになります。重曹が残っていると白い跡が残るため、お掃除の後は水拭きとから拭きをしっかりしましょう。
3. トイレの掃除
トイレをキレイに保つには、こまめな掃除が欠かせません。毎日1分程度でいいので、便座の裏や便器のふち、タンクのふたなど汚れやすい場所を使い捨てのトイレ用クリーナーで拭きましょう。サッと拭いておくだけでも、休日の掃除が楽になります。
また、週に1回程度は便器の外側や床、壁も含めた念入りな掃除が必要です。ホコリだけでなく、壁や床には尿汚れが付着しているので、洗剤などを使ってしっかり拭き取ります。
ゴム手袋やトイレ用クリーナー、洗剤などはトイレ内の取り出しやすい場所に置いて、掃除しやすい環境をつくりましょう。
4. お風呂の掃除
お風呂を使用した後には、石鹸カスや皮脂が飛び散り、そのまま放置しておくと黒ずみの原因になります。また、使用後の換気が不十分だとカビが発生します。汚れがこびりつくと漂白剤などを使ってもなかなか落ちなくなるため、使用後は熱いシャワーで汚れを洗い流し、換気を十分にするようにしましょう。
1週間に1度は天井や排水溝、鏡、蛇口なども含め、入念に掃除をしておくとこびりついた汚れやカビに苦労することはありません。
5. 洗面所の掃除
洗面所はスペースも小さいので、こまめな掃除がしやすい場所です。朝や夜、使った後に洗面台はマイクロファイバークロスなどでサッと拭き、洗面ボウルはスポンジで軽くこするだけでキレイを保てます。
洗面所の床は髪の毛やホコリもたまりやすい場所なので、お掃除シートやモップを近くに置いて、気になったらすぐに掃除できるようにしておきましょう。
らくらく掃除のためのポイント
「せっかくキレイに掃除してもすぐに汚れてしまう」からと掃除は休日にまとめてしているという方も多いでしょう。ところが、1週間分の掃除には時間も労力もかかり、掃除だけで休日が終わってしまったという事態にならないとも限りません。掃除自体が面倒になり、汚れ放題になってしまうのは避けたいですよね。
ここでは、掃除のハードルを下げるコツを紹介します。
1. 効率よく掃除をするコツ
部屋をキレイに保つためには1週間に一度の念入りな掃除よりも、短時間のこまめな掃除がおすすめです。汚れたらすぐに掃除すれば時間もかからず汚れを落とせます。
例えば、洗面台やキッチン、お風呂場などの水回りは使うたびに水分を拭き取るようにしましょう。お風呂場は特に、最後に入浴した人が熱いシャワーで壁や鏡、床の汚れを流してから水分を拭き取り、換気しておくとカビやぬめりが予防できます。トイレ掃除でおすすめなのは、便器や壁などをアロマ入りのエタノールで拭く作業です。トイレを使うたびに行えば汚れとニオイを同時に落とせます。
毎日のこまめな掃除は、誰か一人がやるのではなく、家族みんなが心掛けて実行することが大切です。
そのほか、こまめな掃除の際は5分だけ、10分だけと掃除にかける時間を決めて行いましょう。時間を決めずに手をつけてしまうと、あそこもここもと手を広げてしまって余計な時間がかかってしまいます。
2. 忙しいときは家事代行サービスを使っても!
こまめな掃除を心掛けても忙しかったり、体調不良だったりさまざまな原因で汚れがたまってしまうこともあるでしょう。そんなときは、家事代行サービスなど外部サービスに頼るのも掃除を楽にする一つの方法です。
家事代行サービスというと、大掃除の際にお願いするものというイメージがあるかもしれませんが、実は、キッチンの掃除や庭の掃除、お風呂掃除、窓拭きなど家庭ごとの悩みに合わせたさまざまなサービスがあります。
汚れた箇所を一度プロの手でしっかりキレイにしてもらうことで、その後の掃除へのモチベーションが上がる場合もあります。また、プロの技術を間近で見られるため、家事を効率よく行うコツを得られる点もメリットとして挙げられます。
高齢の方向けに、例えば、腰が痛い、腕が上がらないなどの体の調子に合わせて自分でやるにはつらい家事を優先したプランを用意している会社もあります。
掃除の負担を感じるときは一度、家事代行サービスなどを利用するのもいい方法です。プロに任せると、落ちなかった汚れもキレイに落ちて、その後の掃除も楽になります。
まとめ
キレイに片付いた部屋で毎日気持ちよく過ごしたいと誰しも思うものです。でも、日々の暮らしで忙しくしているとついつい面倒になって汚れがたまる一方になってしまうこともあるのではないでしょうか。掃除の仕方の基本や場所別のコツ、効率的に行うための心得などここで紹介したことを役立ててください。また、家事代行などの外部サービスを利用して負担を軽減する方法も紹介しました。
ニュースリリース「家事代行サービス・ハウスクリーニングサービスの紹介開始について」
※上記内容は、執筆者が作成したものであり、埼玉りそな銀行の見解を示しているものではございません。
執筆者:五賀 雅子
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