初心者でも簡単!
料理の心得とおすすめメニューを紹介!
社会人になって一人暮らしを始めた方、定年後、時間に余裕ができて今までやっていなかった料理に挑戦しようと思っている方など、料理初心者さんの動機はさまざまでしょう。料理というと調理の前に献立を考えたり、材料をそろえたり、下ごしらえをしたりなどやることがたくさんあるイメージをお持ちではないですか?
特に初めての方は「難しそう」だからと躊躇してしまうこともあるのではないでしょうか。
ここでは、初心者でも簡単にできるメニューや、料理の心得、時短のアイデアなどを紹介するので、ぜひ挑戦してみてください。
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初心者だからこそ構えずに料理に挑戦してみよう
今まで料理をした経験がない方は、料理というだけで難しそうと思うかもしれませんが、あまり難しく考えずにまずは気軽な気持ちで挑戦することが大切です。
確かに料理は献立を決め、材料を買い、切ったり焼いたり煮込んだり、さまざまな手順を踏んで初めて完成させられます。一から十まで全て一人でやろうとすると大変手間がかかるものですが、最初は手順を切り分けてできるところだけやってみるのも一つの方法です。
例えば、献立は主食・主菜・副菜・汁物の4品をそろえるのが基本ですが、全部を自分で作ろうとするとそれだけで大変な気持ちになってしまう方もいるでしょう。そんな場合は、例えば主食のご飯だけ、副菜のほうれん草のお浸しだけなど、一品だけでも自分で作ることから始めてみましょう。ほかの3品は市販の総菜やレトルト、湯を注ぐだけの味噌汁などを利用すれば食卓はにぎやかになります。
少し慣れたら、ごはんの上に主菜をのせれば一品になる丼物に挑戦したり、いろいろな具材を入れて煮るだけの鍋物を作ったり、気軽に挑戦できる料理から始めてみましょう。
初心者が知っておきたい料理の心得
初心者が最低限準備しておきたい調理道具としては以下が挙げられます。
- まな板
- 包丁
- フライパン
- 鍋
- 菜箸
- お玉
- 計量スプーン
- 計量カップ
ご飯を炊くときに炊飯器があると便利ですが、鍋でもおいしく炊けます。また、電子レンジやオーブンレンジがあると調理時間の短縮や献立の幅広さにつながります。
また、料理をする際に最低限知っておきたい心得を3つ紹介するので参考にしてください。
料理の前に手を洗うなど食中毒対策をしっかりと
感染症対策としての手洗い同様、料理を作る前にもしっかり手洗いすることが大切です。最初に洗えばいいだけでなく、生の肉、魚、卵を取り扱った後や料理の途中でペットに触れた後なども忘れずに洗いましょう。食中毒を防止するためには手をこまめに洗い、いつも清潔な状態にしておきます。
また、野菜や魚介類も調理前にしっかり洗います。生肉については表面についた食中毒の菌が飛び散る可能性があるため洗わないでおくのが基本です。
調理の順番は食中毒を防ぐ観点から、サラダなど生で食べるものから切ります。肉や魚介類を切るのはその後です。手だけでなく、道具類も清潔さを保つことが大切です。生肉や生魚を切った包丁やまな板は使用後によく洗って乾かしましょう。
基本の調味料に加え、便利な合わせ調味料をそろえておく
砂糖、塩、こしょう、しょうゆ、みそ、酢、食用油、ごま油、ケチャップ、酒、みりん、マヨネーズ、ポン酢、だしの素、ソース、コンソメなど基本の調味料はあらかじめそろえておきましょう。それらに加えてあると便利なのが市販の合わせ調味料です。焼き肉のたれ、しょうが焼きのたれ、牛丼のたれ、めんつゆなど現在、さまざまな合わせ調味料がありますが、たった一つで味が決まるので初心者の強い味方になってくれます。
献立を考えるときは料理の本やレシピサイトを参考に
その日何を作るのか、日々の献立を考える作業は案外大変なものです。食べたいものがあったとしてもどんな調味料が使われているのか、どんな手順で作るのか、料理をあまりしたことがない初心者にとっては困難なことが多いといえるでしょう。そこでおすすめなのが、料理本や人気のレシピサイトを調べて献立を考え、レシピ通りに作ることです。最初はレシピの分量通りに作り、慣れてきたら自分流にアレンジしてもいいでしょう。
料理の初心者でも簡単に作れる定番メニュー
ここからは、市販の合わせ調味料をうまく活用して、焼くだけ、煮るだけ、切って炒めるだけで簡単に作れる定番メニューを紹介します。合わせ調味料の分量はそれぞれの表示に従って調整してください。
豚のしょうが焼き
材料:豚ロース肉(しょうが焼き用)、サラダ油、しょうが焼きのたれ、キャベツ、プチトマト
作り方:
- 1.しょうが焼きに添えるキャベツを千切りにし、プチトマトを洗っておく
- 2.豚ロース肉の筋(赤身と脂身の境にある)を加熱前に何か所か切っておく。火を通すと縮んで反り返るのを防げる
- 3.フライパンにサラダ油を入れて中火で熱した後、豚ロース肉を入れて両面焼く。仕上げにしょうが焼きのたれを適量入れてたれをからめる
- 4.皿にキャベツ、プチトマトをのせ、3を盛りつける
チキンライス
材料:ごはん、玉ねぎ、ピーマン、ウインナー、サラダ油、ケチャップ、塩、こしょう
作り方:
- 1.玉ねぎとピーマンはみじん切りに、ウインナーは小口切りにする
- 2.フライパンにサラダ油を入れて中火で熱した後、玉ねぎ、ピーマン、ウインナーを入れて炒める
- 3.具材に火が通ったらご飯を加えて炒め、ケチャップを加えてさらに炒める
- 4.最後に塩、こしょうで味を調え、皿に盛りつける
牛丼
材料:ごはん、玉ねぎ、牛薄切り肉、牛丼のたれ、水
作り方:
- 1.玉ねぎはくし切り、牛肉は一口大に切っておく
- 2.フライパンに水と牛丼のたれを入れて火にかける
- 3.沸騰したら玉ねぎと牛肉を入れて、好みの濃さまで中火で煮込む
- 4.丼にごはんを盛り付け、3をのせる
チャーハン
材料:ごはん、ねぎ、ウインナー、卵、チャーハンの素、サラダ油
作り方:
- 1.ねぎはみじん切り、ウインナーは小口切りにし、卵を溶いておく
- 2.フライパンにサラダ油を入れて中火で熱し、ねぎ、ウインナーを入れて炒める
- 3.具材に火が通ったらごはんを加えて炒め、溶き卵を加える
- 4.全体が混ざったら、チャーハンの素を入れてさらに炒め合わせる
※チャーハンの素の代わりに焼き肉のたれで味付けしても!
親子丼
材料:ごはん、玉ねぎ、三つ葉、鶏もも肉、卵、めんつゆ、水
作り方:
- 1.玉ねぎは薄切り、鶏もも肉は一口大、三つ葉は3cm幅に切り、卵を溶いておく
- 2.フライパンに水とめんつゆを入れて中火で熱し沸騰したら鶏肉、玉ねぎを入れて煮込む
- 3.具材に火が通ったら溶き卵を回し入れ、半熟状になるまで煮る
- 4.丼にごはんを盛り付け、3をのせて三つ葉を散らす
和風パスタ
材料:スパゲティ、水、しめじ、にんにく、ベーコン、バター、めんつゆ、塩、こしょう
作り方:
- 1.しめじの石づき(根元部分)を切り食べやすい大きさにほぐす。にんにくはみじん切り、ベーコンは1cm幅に切っておく
- 2.鍋に水を入れて沸かし、スパゲティをゆでてざるに上げて水けを切っておく
- 3.フライパンにバター、にんにくを入れ香りがしてきたらしめじ、ベーコンを入れて中火で炒める
- 4.具材に火が通ったらスパゲティを加えて混ぜ合わせ、めんつゆで味を付ける。最後に塩、こしょうで味を調える
ポテトサラダ
材料:じゃがいも、玉ねぎ、きゅうり、にんじん、ハム、マヨネーズ、塩、こしょう
作り方:
- 1.じゃがいもの皮をむいて、つぶしやすい大きさに切る。鍋に水と塩、切ったじゃがいもを入れてゆで、ざるに上げて粗熱をとる
- 2.玉ねぎ、きゅうり、にんじんを薄切りにし少量の塩で塩もみした後、水で洗ってよくしぼる
- 3.ハムは短冊切りにする
- 4.1のじゃがいもをボウルに入れてスプーンやヘラで好みの大きさにつぶし、残りの野菜とハム、マヨネーズを加えて全体によく混ぜ合わせる。最後に塩、こしょうで味を調える
白身魚のホイル焼き
材料:タラ(切り身)、玉ねぎ、しめじ、料理酒、ポン酢、塩、こしょう
作り方:
- 1.玉ねぎを薄切りにし、しめじは石づき(根元部分)を切って食べやすい大きさにほぐしておく
- 2.タラに塩、こしょうを振っておく
- 3.アルミホイルを30cmほどの長さに切り、真ん中に薄切りにした玉ねぎを敷いて、その上にタラ、しめじをのせて全体に料理酒を振りかけて包む
- 4.フライパンに水1~2cmを入れて沸騰させ、3を入れて火が通るまで蒸し焼きにする
- 5.皿に盛り付けて、ポン酢をかける
時短にもつながる!初心者向け料理のアイデア
料理に挑戦するというと初心者の方は調理する場面だけを思い浮かべていたかもしれません。
しかし、「献立を考える」「材料の買い出しをする」「洗う・切るなど下ごしらえをする」「調理する」「後片付けをする」など料理のタスクは実にたくさんあります。
せっかく料理に挑戦するならできるだけ長く続けたいですよね。最初からすべてのタスクに全力投球すると息切れしてしまうので、ここでは作業が楽になる時短アイデアを紹介します。
数日分の献立を決めておく
週末に数日分の献立を決めておき、スーパーなどで必要な材料をまとめ買いしておくと平日の料理がぐっと楽になります。献立が決まっていて材料もそろっていればすぐに調理に取り掛かれます。忙しくて買い物に行く時間も取れない場合はネットスーパーを利用しましょう。
加工済み食材、冷凍食材を活用する
大根やにんじん、ごぼう、里芋、れんこんなどの根菜類は下ごしらえに手間がかかります。あらかじめ皮をむいて切ってある加工済み食材を使えば、豚汁やきんぴらごぼう、煮物などがすぐに作れます。
味噌汁によく使う油揚げやネギ、付け合わせに重宝するブロッコリーやほうれん草、小松菜などは家で多めにゆでて冷凍保存しておくのもおすすめです。自宅でするのが面倒なときは冷凍食材を常備しておくのもいいですね。
電子レンジや調理家電を活用する
じゃがいもなどの根菜類をゆでる時間を短縮したいときは電子レンジを活用しましょう。短時間でやわらかくなるので光熱費も節約できます。最近は電子レンジと組み合わせて使える便利な調理グッズも多数市販されています。例えば、スパゲティがゆでられる調理グッズを活用すれば時間も、大きな鍋を洗う手間も省けます。
また、多機能炊飯器や調理家電にも注目してみてください。肉じゃがやカレー、煮物など手の込んだ料理でも、材料を入れてボタンを押すだけで完成するため、火加減を気にしてコンロの前に張り付いている必要がありません。
料理など家事の時短に興味のある方は以下の記事も参考にしてください。
まとめ
今まで料理をしたことがない方は料理というだけで難しそうと思うかもしれませんが、市販の調味料を活用したり、電子レンジを活用したりすれば気持ちのハードルを下げられます。最初から手の込んだ料理に挑戦するのではなく、簡単なメニューから気軽な気持ちで挑戦してみませんか。