9月1日は「防災の日」。家族の笑顔を守るために、今考えたいこと
毎日忙しく過ごしていると、つい後回しになってしまいがちな「防災」。しかし、いつどこで起こるかわからないのが災害の怖さです。特に小さなお子さんがいるご家庭では、避難所生活や備蓄品の確保など、大人だけの世帯とは違った備えが必要になります。
「何から始めたらいいかわからない」という方も大丈夫。まずは、ご家族で防災について「話す」ことから始めてみませんか?今回は、埼玉県にお住まいの皆さんに知ってほしい、身近な防災のヒントをまとめました。
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防災の日はいつ?なぜ「8月」に防災を考えるのか

毎年9月1日は「防災の日」です。多くの自治体で訓練が行われる時期ですが、なぜ1ヶ月前の「8月」から意識することが大切なのでしょうか。
知っておきたい「防災の日」と「防災週間」
9月1日の「防災の日」は、1923年に発生した関東大震災にちなんで制定され、その前後(8月30日〜9月5日)も「防災週間」として全国で啓発活動が行われます。
あえてその一歩手前の「8月」から備えを始めたい理由には、夏休み中で家族が集まりやすく「もしもの時」の話し合いがしやすいことや、防災グッズの需要が急増して品薄になる9月よりも前に、在庫が豊富なうちに賢く準備を整えられるといったメリットがあるからです。
子育て世代が考えたい、家族で話し合うべき3つのポイント

災害時、家族がバラバラの場所にいるかもしれません。パニックにならないよう、以下の3点は最低限共有しておきましょう。
- 「集合場所」と「避難ルート」の確認
「小学校が避難所だけど、そこにも浸水リスクがある場合はどこへ行く?」など、ハザードマップを見ながら歩いてみると、お子さんの足での所要時間も把握できます。
- デジタル・アナログ両方の「連絡手段」
スマホの充電が切れた時のために「災害用伝言ダイヤル(171)」の使い方を練習したり、親の連絡先をメモしてランドセルに入れておくとよいでしょう。また、今は公衆電話を使用する機会がないため、公衆電話の使い方を知らないお子さんが増えています。公衆電話の使用方法を一緒に練習するのもおすすめです。
- 役割分担を決めておく
「パパは非常持ち出し袋を持って先導」「ママは子供を抱っこして貴重品を持つ」など、具体的に決めておくだけで、いざという時の動き出しがスムーズになります。
備えの基本!「ローリングストック」のすすめ

特別な「防災食」を揃えるのは大変ですが、最近注目されているのが「ローリングストック(回転備蓄)」です。
これは、普段食べている食品(レトルト、缶詰、乾麺など)を少し多めに買い置きし、期限が近いものから食べて、食べた分を買い足すという方法。
メリットとしては、賞味期限切れを防げるだけでなく、被災時にお子さんが「食べ慣れない味」に戸惑うストレスを軽減できます。また、お菓子やゼリー飲料も立派な備蓄になります。お子さんのお気に入りも忘れずにストックしておくとよいでしょう。
▼ローリングストックについては、併せてこちらの記事もご確認ください
いざという時に備える食料備蓄法「ローリングストック」を日常に取り入れよう
埼玉県内の防災を学べる施設・イベント
「防災って怖いもの」とお子さんが思わないよう、体験を通して楽しく学べる施設やイベントを活用しましょう。
防災を学べる施設
能美防災そなーえ 埼玉県防災学習センター
- 詳細
「能美防災そなーえ 埼玉県防災学習センター」は、地震や暴風などの体験を通して、災害時の対処法を学べる施設です。アニメ映像を通じて、防災を考える気持ちに切り替えるスイッチングシアターを起点に、地震や暴風、煙、消火などの体験、被災地の状況が記録されているパネル展示などを通して、災害の恐ろしさと備えの大切さを再確認できます。多くの体験コーナーが車椅子のまま利用可能となっており、小さなお子さんから大人まで、普段の生活「イツモ」の中で、災害時「モシモ」の時の行動を体験、学習することができます。
能美防災そなーえ 埼玉県防災学習センター(公式HP)
入間東部地区事務組合消防本部・防災館
- 詳細
入間東部地区事務組合消防本部・防災館は、楽しみながら防災を学べる体験型施設です。消火器体験や119番の模擬通報、本物そっくりの消防車での記念撮影など、お子さんも夢中になれるコーナーが充実しています。防災用品や救助資機材の展示に加え、シアターでの映像学習を通じて、万一の際に落ち着いて行動するための知識を身に付けることができます。
入間東部地区事務組合消防本部・防災館(公式HP)
防災関連のイベント
九都県市合同防災訓練(さいたま市総合防災訓練・防災フェア)
- 詳細
埼玉県を含む九都県市の自治体が連携して行う大規模な訓練に合わせ、親子で楽しめる「防災フェア」が毎年9~10月頃に開催されます。白バイや消防車などの車両展示をはじめ、音楽隊の演奏、ペットボトルを使った気象実験など、子供たちの興味を引くコンテンツが満載です。消火体験やロープワークといった実践的なワークショップも充実しており、遊びながら家族の防災力を高めることができます。見て・触れて・体験することで、日常に役立つ防災知識を親子で一緒にアップデートしませんか?
九都県市合同防災訓練(埼玉県会場)(埼玉県HP)
大宮第二公園防災秋まつり
- 詳細
毎年11月に開催される本イベントは、普段は泊まれない公園での「キャンプ・車中泊体験」や、自衛隊車両の展示など、レジャー感覚で防災を学べるのが魅力です。親子で楽しめる体験ブースや地元グルメのキッチンカーが並ぶほか、夜には家族の安全を願って「ロング手持ち花火」を楽しむ幻想的な企画も用意されています。遊びやスポーツを通して「もしもの時」の行動をシミュレーションできる、子育て世代にぴったりの体験型イベントです。秋のお出かけを兼ねて、家族みんなで「楽しみながら備える」ひとときを過ごしてみませんか?
大宮第二公園防災秋まつり(公式HP)
まとめ

防災とは「特別なこと」ではなく、大切な家族といつもの毎日を守るための「習慣」です。
まずは今夜、お子さんと一緒に「もし大きな地震がきたら、どこに隠れる?」と話すことから始めてみてください。お買い物に行ったときに、少しだけ余分に缶詰を買ってみる。そんな小さな一歩が、未来の家族の笑顔を守ることにつながります。地域の皆様の安心な暮らしを、私たちも応援しています。



















