埼玉県民の日は11月14日!
家族で楽しめる県内の無料施設、県内外のイベント情報を紹介
11月14日は「埼玉県民の日」。県内の公立学校が休みになるため、多くの人が出かける特別な日です。この日を狙ってディズニーランドが混雑する──そんな“埼玉あるある”も毎年話題になります。
実はこの日、県内外で記念イベントや割引企画が数多く実施されるのをご存知でしょうか。この記事では「埼玉県民の日は誰が休み?」「なぜ11月14日?」といった疑問に答えつつ、昨年の事例をもとに2025年も期待できるイベントやお得情報を紹介します。
INDEX
埼玉県民の日とは?

県民にとって特別な日である「埼玉県民の日」。毎年11月14日には学校が休みになり、県内の各地で記念行事やお得な企画が実施されます。ここでは日付や休みの範囲、制定の由来を紹介します。
埼玉県民の日はいつ?誰が休み?
「埼玉県民の日」は、埼玉県が誕生してちょうど100年目に当たる1971年(昭和46年)に制定されました。
毎年11月14日は県立や市立の小中学校、高校が休校になるため、子どもたちにとっては待ち遠しい一日です。一方で、県庁や市役所などの行政機関、一般企業は通常通り営業しており、埼玉県に在住する人すべての人が休みになるわけではありません。
とはいえ、学校が休みになることを生かして、親御さんが有給休暇を取って家族で出かけるきっかけにする人も多くみられるようです。県内の観光施設や商業施設もこの日を意識した企画を用意しているため、家族連れだけでなく、友人同士、ご夫婦で楽しめるイベントが盛りだくさんです。
なぜ11月14日なのか?制定の由来
1871年(明治4年)に、明治政府がそれまでの藩を廃止して「府」と「県」を設置する廃藩置県が行われました。埼玉県民の日が11月14日に制定されているのは、旧暦のこの日に埼玉県が誕生したからです。
当時の埼玉県は、荒川の東側の地域で今より小さく、西側は入間県と呼ばれていました。その後、1876年(明治9年)に、旧入間県と埼玉県が合併して現在とほぼ同じ形になりました。
「埼玉県民の日」が定められて以降、県民が郷土の歴史や文化に親しみ、地域への理解を深める日として受け継がれています。制定から50年を超える今も、県庁オープンデーや記念行事、施設の無料開放といった催しを通じて、県民が自分たちの地域に誇りを持てるきっかけとなっています。
埼玉県民の日に開催される
主な行事

県民の日には、県が主催する公式イベントから鉄道会社やゴルフ場の特別企画まで、多彩な行事が用意されています。子どもから大人まで楽しめる催しを知っておくと、当日の過ごし方がより充実するでしょう。
県民の日記念式典
県民の日を代表する行事が「県民の日記念式典」です。式典では、県の発展や地域社会への貢献が評価された個人や団体が表彰されます。教育や文化、スポーツ、ボランティア活動など、幅広い分野で活躍する人々が対象となり、地域に根差した努力や功績をたたえる大切な機会となっています。
県庁オープンデー
毎年人気を集めるのが「県庁オープンデー」です。県庁の仕事や埼玉県の魅力に触れてもらうために県庁舎を一般開放し、ステージイベントや県庁内各課のブース出展など子どもから大人まで楽しめる企画がたくさん用意されています。昨年は、オープニングステージとして埼玉県警察音楽隊の吹奏楽とカラーガード隊による演技が行われました。
そのほか、知事室の公開や親子で遊べる「おやこ広場」の開設、職員食堂のランチメニュー販売、白バイ・パトカーの乗車体験や子ども用制服の着用体験、防災ワークショップ、知事との意見交換会、木工品などものづくり体験など社会科見学のように学びながら体験できる内容が魅力です。
また、埼玉県産の食材を使ったグルメブースや地元の特産品販売なども行われ、にぎやかな雰囲気に包まれます。子どもたちにとっては行政の仕事に触れる貴重な機会となり、大人にとっても埼玉県を身近に感じられるイベントです。家族連れで訪れる人も多く、毎年にぎわいを見せています。
記念フリー乗車券や県民ゴルフデイ
県民の日には、交通機関でも特別な企画が実施されます。昨年は埼玉高速鉄道、埼玉新都市交通、つくばエクスプレス、西武鉄道、秩父鉄道、東武鉄道で一日乗り放題が利用できる「記念フリー乗車券」が発売されました。手頃な価格で県内を自由に移動できる魅力に加え、普段は行かない地域へ足を運ぶきっかけにもなります。
また、県内の複数のゴルフ場では、県民の日がある11月を中心に「県民ゴルフデイ」を実施しています。通常より割引価格でプレーできるため、ゴルフ愛好者にとっても楽しみな企画です。今年の参加ゴルフ場については、以下で詳しく紹介されています。
「埼玉県民の日」には
県内施設の無料開放や
県外施設の割引も!

県民の日には、県内外の多くの施設が協賛し、無料開放や割引企画を実施します。2025年の詳細はまだ発表されていませんが、ここでは昨年の例を参考に代表的なスポットを紹介します。
県内の無料開放スポット
昨年は県内の文化・教育施設が多数、無料開放されました。代表的なものに、荒川の自然や治水を学べる「県立川の博物館」、動物たちと触れ合える「こども動物自然公園」、県内に生息する淡水魚などを展示している「さいたま水族館」(小・中学生のみ)などがあります。さらに、森林浴を楽しみながら野鳥観察ができる「キャンベルタウン野鳥の森」も人気スポットのひとつです。
普段は有料の施設が無料となったり、和光樹林公園などでは「どんぐりを探せ!」をテーマに県民の日スタンプラリーが実施されたり、特別イベントも充実していました。
埼玉県立川の博物館(かわはく)(外部サイトへのリンク)
埼玉県こども動物自然公園(外部サイトへのリンク)
さいたま水族館(羽生水郷公園)(外部サイトへのリンク)
キャンベルタウン野鳥の森(外部サイトへのリンク)
埼玉県営和光樹林公園(外部サイトへのリンク)
県内の割引・特別企画
レジャー施設や温泉など、県民の日限定の割引や特典も数多く実施されます。昨年は、北欧の世界観が楽しめる「ムーミンバレーパーク」で小学6年生までの入園料が無料になったほか、野菜の収穫や動物との触れ合いも楽しめる遊園地「ファミリーランド むさしの村」や家族で楽しめる「春日部温泉 湯楽の里」などもお得な料金設定でした。
こうした企画は、普段よりも気軽に施設を利用できるため、家族や友人同士で出かけるきっかけになります。地域の観光業や商業施設にとっても、県民の日は地元の人々に再訪を促す大切なチャンスです。2025年の具体的な内容は未定ですが、今年も魅力的な特典に期待したいですね。
ムーミンバレーパーク(外部サイトへのリンク)
ファミリーランド むさしの村(外部サイトへのリンク)
春日部温泉 湯楽の里(外部サイトへのリンク)
県外でも楽しめる優待企画
埼玉県民の日は、県外の観光施設でも優待企画が実施されるのが特徴です。昨年は、福島県の「スパリゾートハワイアンズ」で入場料の割引が行われたほか、千葉県の「マザー牧場」や「鴨川シーワールド」でも埼玉県民限定のお得な料金が提供されました。学校が休みになる子どもたちを連れて、ちょっと足をのばして県外の観光地に出かけるのもおすすめです。普段は遠出をためらうような施設も、この日なら特別料金で楽しめるのが大きな魅力です。2025年も同様の取り組みが予定される可能性が高いため、発表をチェックしておくとよいでしょう。
スパリゾートハワイアンズ(外部サイトへのリンク)
マザー牧場(外部サイトへのリンク)
鴨川シーワールド(外部サイトへのリンク)
埼玉県民の日の
おすすめの過ごし方

埼玉県民の日は、年齢やライフスタイルに合わせてさまざまな楽しみ方ができます。家族でにぎやかに過ごすのもよし、友人同士あるいは夫婦でゆったりいやしを求めるのもよし。昨年の例を参考に過ごし方のヒントを紹介します。
家族でにぎやかに楽しむ
小さなお子さんがいるご家庭には、動物や遊園地の魅力を満喫できる施設が人気です。例えば「こども動物自然公園」では、ウサギやテンジクネズミとのふれあい体験、ヤギやポニーへのエサやり体験ができ、学びと遊びが両立します。
また「ファミリーランド むさしの村」では観覧車やジェットコースターといったアトラクションで一日中楽しめます。さらに「ムーミンバレーパーク」では、北欧の雰囲気を味わえるフォトスポットや限定イベントが用意され、子どもだけでなく大人も夢中になれるはず。県民の日は家族みんなで特別な思い出をつくる絶好のチャンスといえるでしょう。
埼玉県こども動物自然公園(外部サイトへのリンク)
ファミリーランド むさしの村(外部サイトへのリンク)
ムーミンバレーパーク(外部サイトへのリンク)
大人がゆったり過ごすリフレッシュデー
日頃の疲れをいやしたい大人には、文化施設の利用がおすすめです。昨年は、県立自然の博物館や日本庭園花田苑、県立近代美術館の無料開放がありました。企画展や常設展示を通して地域の歴史や文化に触れることで、普段の休日とは違う落ち着いた時間を過ごせます。県民の日は、大人にとっても非日常を感じられる貴重な機会です。
埼玉県立自然の博物館(外部サイトへのリンク)
越谷市日本庭園花田苑(外部サイトへのリンク)
埼玉県立近代美術館(外部サイトへのリンク)
ちょっと足をのばして県外へ
県外施設でも県民の日限定の優待があり、日帰り旅行気分で楽しむことができます。昨年は福島県の「スパリゾートハワイアンズ」で温泉やプールを割引料金で楽しめたほか、千葉県の「マザー牧場」や「鴨川シーワールド」でも県民向け割引が行われました。普段は遠方に感じる観光地も、特別料金があるこの日なら訪れるハードルが下がります。県内のイベントと比べると混雑が分散される傾向もあり、家族旅行やカップルでの遠出にぴったり。県民の日をきっかけに、ちょっと贅沢な非日常を味わうのもよい選択肢です。
スパリゾートハワイアンズ(外部サイトへのリンク)
マザー牧場(外部サイトへのリンク)
鴨川シーワールド(外部サイトへのリンク)
近場で気軽に楽しむ
遠出をしなくても、県庁オープンデーや記念式典といった県主催の無料イベントに参加すれば、気軽に県民の日を満喫できます。子どもと一緒に社会科見学感覚で訪れるのもおすすめです。また、鉄道各社が販売するフリー乗車券を利用すれば、低コストで県内を巡る小旅行が楽しめます。普段あまり訪れない地域を探索したり、沿線の名所をめぐったりするのもよいでしょう。大掛かりな準備をしなくても、近場で新たな発見ができるのが県民の日の魅力です。気軽に外出して地域の魅力を再発見してみてはいかがですか。
まとめ

11月14日の「埼玉県民の日」は、県民にとって地域の魅力を再発見できる大切な一日です。県庁オープンデーや記念式典といった公式行事のほか、昨年は博物館や動物園、水族館の無料開放、レジャー施設や温泉の割引、さらに県外観光地での優待企画も実施されました。今年(2025年)の具体的な内容はまだ発表されていませんが、例年の傾向から多彩な取り組みが期待されます。家族でにぎやかに過ごしたり、大人がゆったりリフレッシュしたりと、楽しみ方はさまざま。鉄道のフリー乗車券を使って小旅行を楽しむのもよいでしょう。県民の日を上手に活用し、身近な地域や周辺の魅力に触れることで、心豊かな一日を過ごせます。
- 2025/11/07新規作成


埼玉のあれこれ
埼玉県警察と埼玉りそな銀行が手を組む、特殊詐欺対策の最前線 2025.10.10
~武州の藍染め技法を色濃く受け継いできた野川染織工業株式会社(羽生市)の取り組み 2024.12.11











